ライン川の思い出

先日NHKで 「ロマンチックライン川誕生の秘密ーライン川ー大地激動の記憶」という番組を見た。ドイツのコンプレンツ辺りからスイスアルプスまで遡り、大きな地殻変動でその成り立ちを辿る興味深い番組であった。

 

アルザスに住んでいた頃は国境のライン川まで数キロの所だったので、買物に行ったり移動にアウトバーンを使うためにライン川に掛かるヨーロッパ橋を渡ったものだった。

大きな川を小さなフェリーに車を積んで渡ったこともあった

家族でスケッチに出かけ末娘が水色の色鉛筆を川に落としてしまい後々まで責められていたこともあった。

 

行き交う船は、船尾に国旗を掲げていたがオランダの貨物船が多かった。

オランダにチューリップを見に行った時はライン川沿いを列車で走った。車窓には次々に古城が現れ、ローレライの岩を過ぎ、工場地帯を通り抜けると大きな河口がオランダだった。

ライデン近郊の知人宅に泊めてもらったがお土産に持って行ったシャンペンを飾ってあったお雛様🎎にかけてしまった痛恨のミス、チューリップと共に思い出す。

 

あれは春、今頃の季節。

 

思い立って桜川市真壁のひな祭り🎎に行き、気になっていた桜川の源流まで足をのばした。

ひっそりと佇む「鏡ヶ池」に岩瀬の観光協会の石の案内板があった。

 みせみせぬ 鏡ヶ池におしとりは みつから顔を ならべてぞいる 夫木和歌抄

 常よりも 春辺になれば桜川 波の花こそ 間なく寄すらめ 紀貫之 後撰和歌集

 

桜🌸そしてチューリップ🌷の季節が待ち遠しい….

                                                                                                            2024.3.6